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『幼年期の終わり』(アーサー・C・クラーク) [書評]

                     幼年期の終わり_256.jpg
              『幼年期の終わり/CHAILDFOOD'S END』(1953)


 " 苦手なSF小説を読もう!" 編は、まだまだ継続中。
 子どもの頃、あんなに嫌いだったピーマンだって、今では美味しくいただけてます。
 同様に、苦手なSF小説だって、年を経れば読めるようになってくる。
 う~ん、素晴らしいですね!

 さて、この『幼年期の終わり』は、アーサー・C・クラークの初期の代表作の一つであり、SF小説の古典として、今では揺るぎない地位を築いております。
 彼の終生の代表作は『2001年宇宙の旅』から始まるシリーズではありましょうが、こちらもテーマとしてはそれに相通ずるものがあります。

 STORY:どこからやって来たのか、誰なのかもまったく分からない円盤が、ある日地球にやって来る。いざ、襲撃か !? と、色めき出す地球人。警告にも応じないので攻撃を開始するも、円盤はどこ吹く風、まったくの無傷。それに加え、まったく攻撃も何もして来ないで、ただ空に浮かんでいるだけ。
 月日は流れ、円盤の浮かんでいるのも、日常生活の見慣れた風景と化した頃、円盤から連絡が入った・・・。

 宇宙人VS地球人、では最初からないんですね、この小説は。
 やっとこ姿を見せた宇宙人は(どんな姿だったのかは、秘密です)、知的で物静か、それどころか、地球人が宇宙に暮らす他の種族の一員となれるように、色々と取り計らってくれる偉いヤツなのだった。
 後半、導いてくれる宇宙人たちの悲哀も、物語に色濃く滲ませながら、静かにラストを迎える。

 『2001年宇宙の旅』が人類の進化についての物語なのを踏まえて、こちらも形は違えど、やはり同じテーマを扱っているのが分かる。
 地味ではあるが良質の作品として、SF史上、稀な傑作のとしての地位を不動のものにしている。

タグ:SF
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ペンネーム

FOXニュース
by ペンネーム (2014-08-26 17:15) 

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