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『春よ行くな』(悪い芝居) [演劇]

 チャレンジ、ターイム!!!
 じゃないけれど、<知らないものに遭遇したい病>が、また心の中に充満して、で、やっぱり、知らない劇団の芝居に足を運んでしまったのだった。
 いつも通り、自分のカンだけが頼り。予備知識なしの、ぶつけ本番。まあ、いつものことで。

 下北沢の駅前劇場は、本当に駅前あるので、迷子にならなくていい。下北沢、凄く分かりづらくないですか?

 さて、『春よ行くな』という魅力的なタイトルから、想像するのはどんな話だろう?
 今の若者のディスコミュニケーション(ディスがついているから否定型ね)を題材にしているそうなので、じゃあ、「卒業」「就職」「別れ」とか、春=卒業みたいなイメージで話が展開するのかな、、、と考えていたら、ちょっと想像とは違っていた。

 三角形の舞台上ミニ舞台のような場所で、女と男(後にテレフォンアポインターの女とその上司だと判明)が、なにやら堂々巡りの話をしている。しかし、会話はすれ違い、お互いの言わんとしていることが上手く相手に伝わっていない様子がもどかしい。
 この時の役者の動きが独特で、クネクネ身体を動かしてみたりを絶えずしていて、演劇における新しい身体表現か? とか思って、楽しく観た。
 その女、天上は、彼氏が失踪し、どうやら捨てられたようなのだが、本人はいつか戻ってくると信じて疑わない。
 そこに、自分を捨てた父親を探す青年と、彼が信頼している、同じような境遇の人たちが集まる「会」の代表を務める男女が絡み、次第に洗脳されてゆく・・・。

 前半はなかなか面白いのだけれど、「会」の存在が出てきたあたりから、こちらの予想とは違う方向に話の舵が切られ、正直、そっちなの? と。
 そういう特殊な状況ではなくて、ごく日常生活の中で、昨今言われている、いつでもつながっていないと不安になる若者たちの心の闇みたいなものを描いてくれると期待していただけに、ちょっと肩透かしされたような気になってしまった。
 これだとサイコものになってしまうじゃないか、とね。

 それと、話が進むほど、最初の特異な身体表現が薄れ、だんだん普通の芝居になっていってしまっているのが残念。せっかく独自の表現なんだから、それがまずありきの上で、芝居の流れを作って欲しかった。
 現れない彼氏、「会」の代表を務める男が、逆にその彼と同化したり、気持ちは理解出来るものの、どこかですでにある話っぽくなってしまっているのも一考を要するかと。

 若い劇団なので、こんなへそ曲がりオヤジをあっと驚かせるような、若者にしか作れない芝居を望む。
 良いところもたくさんある劇団なので、ぜひ、もうひと皮むけて欲しいぞ!!!


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